芸術家たちのパリ。モンマルトルとピガールを電動アシスト自転車で、少人数で

4時間かけて、アトリエとキャバレーの丘を登ります。クリシー大通りとロシュシュアール大通りから、クロ・モンマルトルのぶどう畑まで。ファサードの裏側にある物語を知る同行スタッフがご一緒します。坂は電動アシストが引き受け、いちばん急な区間は自転車を下に置いて歩いて上ります。

このサイクリングは、フランス語または英語のみで実施されます。このページは、お客様がコースをお選びいただき、お申し込みいただけるように翻訳したものです。当日、同行スタッフがお話しするのはフランス語または英語のいずれかで、どちらをご希望かはお申し込みの際にご指定ください。

モンマルトルの標高は130メートルです。地図の上ではわずかな数字ですが、脚にはこたえます。丘へは細い道と階段を上っていくことになり、市街地から歩いて向かえば午前中の大半が消えてしまいます。電動アシスト自転車なら、話は別です。力を使わずにピガールまで進み、かつての劇場や、芸術家の肖像写真で生計を立てていた写真館の跡をたどりながらクリシー大通りを上ります。そしてルピック通りの下で自転車を降ります。そこから先は、ゆっくりと歩いて上ります。丘の細い道は、自転車で走るためにできてはいないからです。

この丘は、15年ほどのあいだに近代美術のかなりの部分を生み出しました。しかもそれは、暖房もろくにきかない木造の小屋の中でのことです。丘には、悪ふざけの才もありました。1910年3月8日、前衛絵画をからかってやろうと考えた作家ロラン・ドルジュレスは、丘でキャバレーを営んでいたフレデ親父のロバ、ロロを借り出します。尻尾に絵筆を結びつけ、ニンジンを差し出すたびにロバが画布を撫でるにまかせたのです。『そして太陽はアドリア海に眠った』と題されたこの絵は、ジョアシャン・ラファエル・ボロナリという署名でアンデパンダン展に出品されました。ボロナリは、ロバの伝統的な呼び名アリボロンのアナグラムです。作品は受理され、話題を呼び、400フランで売れました。売却が済んだところで、ドルジュレスは自ら新聞でこの悪戯を明かします。

出発はパリ7区です。体格に合わせて調整したTernの電動アシスト自転車をヘルメットとともにお渡しし、走り出す前に数分の慣らしの時間をとります。そして同じ場所に戻り、そこで自転車をご返却いただきます。自転車に乗れること、そしてパリの交通に慣れていることが必要です。経路には一般の車が走る道路が含まれます。ペースは同行スタッフがグループに合わせます。同行スタッフ1名につき参加者は最大5名です。5名を超える場合は、空き状況によっては同時にもう1グループを編成できることがあります。その実施の可否と料金は書面でご連絡します。丘の横断は徒歩で、坂もかなりありますので、歩きやすい靴と水をご用意ください。正確なルートは、当日の天候、混雑、交通の状況に応じて調整します。

コースの途中で

芸術家たちのパリ。モンマルトルとピガールを電動アシスト自転車で、少人数で

ブランシュ広場とピガール広場

1880年代以降、丘のふもとは大衆的な見世物の街になりました。ミュージックホール、ダンスホール、キャバレー、衣装商が並びます。トゥールーズ・ロートレックはここで夜ごと踊り子たちを写生していました。なかでも名高いのが、1890年代のカンカンの女王、ラ・グーリュことルイーズ・ウェベールです。彼女は1929年、ラリボワジエール病院で、財産を失い忘れられたまま亡くなりました。遺骨は1992年、遺族の求めによりモンマルトル墓地に移されています。解説は歩道から行います。入場料、公演、飲食はいずれもこのサイクリングに含まれません。

クリシー大通りとロシュシュアール大通り

2本の大通りは、パリの娯楽の大回廊をなしていました。その劇場の多くは、もうありません。1875年に開場し、のちにメドラノ・サーカスとなったフェルナンド・サーカスは、ロシュシュアール大通り63番地、マルティール通りの角にありました。ドガ、ルノワール、トゥールーズ・ロートレックが、舞台に立つ芸人たちを描きに通った場所です。1963年に閉場し、1972年11月に取り壊されました。この2本の大通りは自転車に乗ったまま上り、古いポスターを読むように建物の正面を眺めていきます。

ルピック通り、ブリュット・ファン風車とラデ風車

自転車は下に停め、ルピック通りは歩いて上ります。2001年の映画で世界中に知られることになった、あの坂道です。いちばん上に、かつて30基ほどあった丘の風車のうち、最後の2基が残っています。1622年に建てられたブリュット・ファンと、1717年のラデで、いずれも1958年から歴史記念物に指定されています。19世紀の初めに粉屋たちがこれを野外舞踏場に変え、その日曜の舞踏会を1876年にルノワールが描きました。風車は私有地の中にあり、見学はできません。通りから眺めます。坂道を30分あまり歩くとお考えください。

エミール・グドー広場とバトー・ラヴォワール

水道も電気もなく、すべてのアトリエで水場はひとつきりという、木とガラスの建物。ピカソが1907年に『アヴィニヨンの娘たち』を描いたのは、ここでした。モディリアーニ、アポリネール、マックス・ジャコブ、ホアン・グリスがまわりにいました。1970年5月の火災で残ったのは、正面の壁だけです。建物は1978年、建築家クロード・シャルパンティエによってコンクリートで建て直され、広場側は元の姿のままに再現されました。所有はパリ市で、現在は25のアトリエが入っていますが、見学はできません。広場と噴水とベンチは、当時のままです。

クロ・モンマルトルとサン・ヴァンサン墓地

丘の北側、ソール通りとサン・ヴァンサン通りのあいだで、パリ市は1,762本のぶどうと30種ほどの品種を手入れしています。中世からぶどうが植えられていた斜面に、1930年代に植え直されたものです。ベルヴィル、ベルシー、ジョルジュ・ブラッサンス公園、ビュット・ベルジェイルと合わせて市営のぶどう畑は5か所ありますが、ここがいちばん古く、いちばん収量があります。収穫は秋に競売にかけられ、売上は18区の社会事業にあてられます。その評判は昔から笑いの種で、17世紀のパリにはすでに、この酒の効能はもっぱら利尿にあるとからかう言い回しがありました。区画は柵で囲われていて、自由に入ることはできません。通りから眺めるだけで、試飲は含まれません。向かいの小さなサン・ヴァンサン墓地には、生涯この界隈を描き、1955年に亡くなったモーリス・ユトリロが眠っています。

ソール通りとサクレ・クール前の広場

ソール通りはぶどう畑のあいだを下り、ふたたび丘の上へと登っていきます。20世紀の初め、ピカソやモディリアーニが夜更けに通ったキャバレーの並ぶ一帯です。さらに上がると、サクレ・クール前の広場から市街の南側が大きく見渡せます。聖堂は、雨に濡れるほど白くなる石灰岩で建てられています。鐘のラ・サヴォワイヤルドは重さ18,835キロ、1891年にオート・サヴォワで鋳造され、28頭の馬に引かれて1895年10月16日に丘へ到着しました。今もフランスでいちばん大きな鐘です。解説は広場から行います。ドームや堂内には入りません。

モンマルトル墓地

墓地は、かつての石膏の採石場だったすり鉢状の窪地にあります。コーランクール通りの橋が、墓のうえを渡っていきます。入口は下のラシェル大通り側で、開門の時間はパリ市が定めています。ダリダは第18区画、アスランによる等身大の像の下に眠り、フランソワ・トリュフォーは第21区画、エクトル・ベルリオーズは第20区画、詩人のハインリヒ・ハイネは第27区画にいます。第19区画にあるエミール・ゾラの墓は、1908年に遺灰がパンテオンへ移されて以来、空のままですが、記憶のために残されています。ラ・グーリュも、最後にはここへ戻ってきました。墓地が閉まっている場合、この立ち寄り先は別の場所に替わります。

実用情報
所要時間
約4時間。7区からの往復と各立ち寄り先での時間を含みます。目安の時間であり、お申し込みの際に書面でご確認いただきます
難易度
自転車の走行は容易で、坂は電動アシストがならしてくれます。7区からの往復を含めて12〜15キロ、一般の車が走る道路を通ります。丘の上では1.5〜2キロを徒歩で移動し、そのなかにきつい上り坂と階段があります。歩きやすい靴をおすすめします。この行程は、移動に困難のある方には適していません。
出発地
パリ7区。同じ場所に戻り、そこで自転車をご返却いただきます。正確な集合場所は、お申し込みの際に書面でご確認いただきます
グループ
同行スタッフ1名につき参加者は最大5名です。5名を超える場合は、空き状況によっては同時にもう1グループを編成できることがあります。その実施の可否と料金は書面でご連絡します。
言語
フランス語または英語。お申し込みの際にご指定ください

お申し込みはリクエストであり、確定した予約ではありません。実施の可否、日程、集合場所、最終的な料金は、お支払いの前にすべて書面でご確認いただきます。料金はお一人あたりの目安で、税込です。電動アシスト自転車とヘルメットの利用料を含みます。有料の入場や建物内部の見学は一切含まれません。解説は通り、聖堂前の広場、橋の上から行います。

このサイクリングについてよくあるご質問

このサイクリングには体力が必要ですか。

距離と坂は電動アシストが引き受けます。出発前には、数分の慣らしの時間もとります。ただし、自転車に乗れること、そしてパリの交通に慣れていることは必要です。経路には一般の車が走る道路が含まれるからです。本当に大変なのは丘の上の徒歩の区間で、1.5〜2キロのあいだにきつい上り坂と階段があります。歩きやすい靴と水をご用意ください。この行程は、移動に困難のある方には適していません。ペースは同行スタッフがグループに合わせ、立ち止まる機会もこまめにとります。

モンマルトルの細い道も自転車で走りますか。

いいえ、これは意図してのことです。丘の道は狭く、石畳で、途中に階段が入ります。自転車は下に停めたままにし、上の区間は歩いて回ります。そのぶん、見る時間も聞く時間もたっぷりとれます。下りと7区への帰路で、また自転車に乗ります。

どの日を選べばよいですか。

平日、それも午前中の時間帯をおすすめしています。夏の土曜と日曜のモンマルトルは、大変混み合うからです。ご都合のつく日をフォームにお書きいただければ、こちらから時間帯をご提案します。正確なルートは当日の天候、混雑、交通の状況に応じて調整し、立ち寄り先が閉まっている場合には別の場所に替えることがあります。

料金はいくらで、どのように申し込むのですか。

目安の料金は税込で、乗り合いがお一人あたり100ユーロ、貸切がお一人あたり125ユーロです。電動アシスト自転車とヘルメットを含みます。お申し込みは確定した予約ではありません。日程、集合場所、最終的な料金は、お支払いの前に書面でご確認いただきます。有料の入場、建物内部の見学、飲食はいずれも料金に含まれません。解説は通り、歩道、広場から行います。

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お申し込みはリクエストであり、確定した予約ではありません。実施の可否、日程、集合場所、最終的な料金は、お支払いの前にすべて書面でご確認いただきます。料金はお一人あたりの目安で、税込です。電動アシスト自転車とヘルメットの利用料を含みます。有料の入場や建物内部の見学は一切含まれません。解説は通り、聖堂前の広場、橋の上から行います。

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